2019年9月6日(金)から始まった、USJのハロウィーンイベント「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」。そして、翌9月7日(金)からは夜のハロウィーン・イベント「ユニバーサル・ホラー・ナイト」が開催中です。
2019年のホラーナイトは「ストリート・ゾンビ&ゾンビ・デ・ダンス」「ホラー・メイズ&ホラー・アトラクション」「大人ハロウィーン」の3つのコンテンツに分かれて開催されています。
その中の「ホラー・メイズ&ホラー・アトラクション」のコンテンツには、過去にも開催されている「カルト・オブ・チャッキー」、「貞子~呪われたアトラクション~」、「スペース・ファンタジー・ザ・ライド~ブラックホール~」以外に、2つの新登場のホラー・メイズが登場!「バイオハザード・ザ・エクストリーム」と「エリア51~未確認物体との遭遇~」です。
今回は2019年に初登場したホラー・メイズ「エリア51~未確認物体との遭遇~」を体験した様子をネタバレを含めてご紹介していきたいと思います。
目次
どんなアトラクション?まずは基本情報から
ホラー・メイズ
「エリア51~未確認物体との遭遇~」は、ホラー・メイズです。
ホラー・メイズとは、ライド(乗り物)に乗るライド・アトラクションと違って、自分の足で進んで体験する、いわゆるお化け屋敷スタイルのアトラクションです。体験中は、最初から最後まで歩いて移動します。
ホラーレベルと年齢制限
エリア51のホラーレベルは「4」です。
年齢制限は:R12。小学生、未就学児は体験できません。
チャイルドスイッチ対応のメイズですので、年齢制限の子どもさんをお連れの方は、チャイルドスイッチを利用しましょう。
所要時間は?
所要時間は約25分です。
まずは、バックドラフトの建物内で、映像やショーを鑑賞します。2つの部屋での体験となり、合計10分ほどの体験です。それが終わると建物の外へでて、エイリアンが潜む森を進むことになります。森へ入る前にグループ分けがあるので、5~10分くらいかかります。
そして森を抜けると、最後にもう一度建物内でクライマックスのホラーメイズとなります。建物の入口は2カ所に分かれていて(どちらのルートも内容は同じ)、ざっくりと10人ほどのグループに分けられるので、ここでも数分程度待つことになります。
ですので、合計30分程度になります。混雑している場合には、グループ単位で進んで行くので、待ち時間が伸びる場合もあります。
体験するのにお金がかかる?
エリア51を体験するのに、パークへ入場するのに必要なスタジオ・パス以外に、特別なチケットや整理券などは必要ありません。
待ち時間を待てば、無料で体験できます。
開催期間と開催時間
2019年のユニバーサル・ホラー・ナイトの開催期間は
2019年9月7日(土)~11月4日(月)です。
エリア51はホラーナイト開催期間中、毎日10:00~パーククローズまで運行されていますので、午前中の明るい内から体験できます。
開催場所は
エリア51の開催場所は、サンフランシスコ・エリアにある既存のアトラクション「バックドラフト」です。
既存のアトラクションの内部をリニューアルして運行されていますので、ホラーナイト開催期間中は、通常のバックドラフトは運行されていませんので、ご注意ください。
また、10:00~運行されているホラーメイズですが、18:00以降はゾンビ発生エリアになっていますので、体験するまでにゾンビに遭遇するかもしれません。
また、体験する時の入口は通常のバックドラフトの時と同じですが、体験出口は普段と違う場所になりますので、体験後にお連れの方と合流する時には注意が必要です。
体験後の出口は、サンフランシスコ・エリアとジュラシック・パーク・エリアとの境目です。
待ち時間はどれくらい?
エリア51は、2019年のホラーナイトで新登場したホラー・メイズです。チャッキーや貞子の様に、過去に登場しているコンテンツに比べると、人気が高くなります。
また、10時から開催されていますが、明るいと怖さが半減するため、暗くなってからの方が人気が高くなるようです。
平均すると50~60分待ち程度ですが、混雑日は100分を超える待ち時間の日もあります。
待ち時間を短縮!エクスプレス・パス情報
2019年のハロウィーンも、朝から晩までイベントが盛りだくさんです。ホラーナイトのホラーメイズだけでも5つのコンテンツがあり、他にも「ホテルアルバート2」「ブラッド・レジェント」などの大人ハロウィーンや、ストリート・ゾンビやゾンビ・デ・ダンス、昼間のパレード…などなどどれも外せません。
加えてフライングダイナソーやハリポタ、ミニオンパークやシングなど、定番のアトラクションも体験するとなると、週末などは特に1日では体験できないことが多いと思います。そんな時に待ち時間を短縮することができる有料のチケットがエクスプレス・パスです。
エリア51の待ち時間短縮が含まれているエクスプレス・パスは2種類発売されています。
①ハロウィーン・ホラー・ナイト・エクスプレス・パス~スリル~
(スペース・ファンタジー・ザ・ライド~ブラックホール~、エリア51~未確認物体との遭遇~、貞子~呪われたアトラクション~、カルト・オブ・チャッキー~チャッキーの狂気病棟~)
②ハロウィーン・ホラー・ナイト・エクスプレス・パス~新体験~
(バイオハザード・ザ・エクストリーム、エリア51~未確認物体との遭遇~、スペース・ファンタジー・ザ・ライド~ブラックホール~)
エクスプレス・パスは他にもたくさんの種類が販売されています。パークでの滞在時間や、体験したいアトラクションの数、予算などに合わせて選びましょう。
体験の様子(ネタバレ注意)
それではここからは、実際に体験した様子をご紹介していきます。ネタバレを含みますので、体験するまで内容を知りたくない方は、読まないようにお願いします。
待ち列は屋根のない外の場合も
待ち列が40~50分を超える場合、待ち列は建物の外までのび、奥の広場まで誘導される場合があります。扇風機は一部についていますが、屋根がありませんので、暑い日には日よけ対策、雨の日には傘などが必要になります。途中、水飲み場が1カ所あるだけですので、水分補給もお忘れなく。
待ち列でモニター映像を鑑賞
順番が近くなってくると、天井からモニターがいくつもぶら下がっている場所に並びます。ここでは、3列に分かれるように指示をされますが、右側がステージにより近い前方になります。
階段状にだんになっているので、どの列でも見やすいです。ステージにより近い場所で見たい場合は右側の列がおすすめです。ですが、近いのでスクリーンでの映像を見るシーンでは見上げるような形にはなります。キャストさんなどはよく見えます。
モニター映像で事件のプロローグを鑑賞する
モニター映像で流れているのは、まずは、世界中で確認されているUFOの映像です。
その後1人の男性ブレア・アンダーソンの話から始まります。UFOやエリア51に興味を持っている男性の友人マックからの連絡が途絶え、1か月も消息不明となっているそうです。
ブレアは彼の部屋で隠しカメラの存在を発見。隠しカメラのメモリーカードには映像が残されていて、その映像が信じられないものだと話します。
メモリーカードの映像を見ながら、ブレアの話しは続きます。消息不明となる前の晩、ブレアはマックからメールをもらっていたそうです。「すごいネタをライブで発表する。」と。内容はUFOのさまざまな噂がある施設エリア51に関することのよう。
しばらくマックがテレビモニターに向かっている映像が続きますが、突然部屋に2人の男性が入ってきます。その2人に何やら怒鳴っているマック。次の瞬間、映像が激しく乱れ、マックは倒れます。そして、倒れたマックは2人の男性に足をひっぱられてモニターから姿を消します…。
衝撃映像をドキドキしながら鑑賞した後は、建物内へ入ります。
まずは建物内の1つ目の部屋へ
次の部屋には白い防護服のような姿の男性が1人。「緊急事態が発生したので、すぐにここから避難する。」と。私たちはエリア51の近くに住む住民です。
未確認飛行物体がこの先の森に墜落したと一報を受け、森へ向かうと信じられないがUFOの残骸を発見した。そして、森の奥に我々にも知らされていなかった政府の研究施設があり、その中の映像を見てほしい、との話。
そして前の大型スクリーンで、映像を鑑賞。突入していった部隊の緊迫した映像が流れ、とある部屋に到着した際、隊員たちが次々と殺されていく様子が映っています。
噂通りエリア51は政府の極秘機関だったよう。男性は「一刻も早くこの地域から脱出するしかない、森へ入り、このルートを通って脱出します。危険なので森の奥の建物には近づかないように。」と、エリア51周辺の地図の映像を見ながら説明されます。
この男性、ものすごく無表情な上に、何度も何度も不自然に咳ばらいをする様子がとても気になります。
そして、なんとなく腑に落ちない感じですが、時間がないとせかされ、次の部屋へ移動します。
2つ目の部屋へ移動
先ほどの男性も一緒に移動してきます。
「これから森へ入る。危険なのでみんなでかたまって移動するように。」との指示。そして、また不自然な咳払い。そして、次のドアを開けるので、ドアから下がって、と言われた瞬間、ドアの外から女性隊員が銃を発砲しながら突入してきます!
狙いは先ほどの咳払いの男性。なんと、先ほどの男性はエイリアンに寄生され操られていて、私達をどこかへ連れて行こうとしていたと判明。なるほど、だから不自然な咳をずっとしていたんですね。さっきの地図も変なルートだったな、と納得します。
そして女性隊員から、正しい脱出ルートを教えてもらいます。森の奥の建物は、安全を確保できている場所であること、集団で行動するとエイリアンに見つかるので森では散らばって行動すること、など先ほどの男性と正反対の説明を受けます。危うくエイリアンに騙され、エサになる所でした!
森を抜けて建物へ向かうルートと、セーフティエリアへ行くためのドアがあり、そこではパスワードが必要だと説明を受けます。そして、パスワードは6ケタ。「4、2、9、2、7…最後は」、と、次の瞬間、エイリアンの襲撃で打ち合いに。
最後の数字が分からないまま、森へ誘導されます。
屋外へ移動
建物の外は、屋根のない屋外になります。森の中では傘をさすことができませんので、雨の日はカッパの持参がおすすめです。人によりますが、迷わなければ5分ほどで森を抜けるので、小雨の日はタオルなどでもいいかもしれません。
ここまで大人数で移動していましたが、森へ入る直前で10人ほどのグループに分けられ出発します。
森の中へ
森への入口には、墜落したUFOが。とてもリアルで生々しいエイリアンの死骸もあります。森の中なので、本物の木がたくさん生えています。たくさんの分岐点があって、行き止まりもたくさん。そして、もちろん、森の中には、遺体が転がっていて、変な植物が生えていて、エイリアンに寄生された人々が待ち構えています。地面に書かれている矢印は、全くあてになりませんよ!
森を抜けるとフェンスに囲まれた場所に到着します。そして、車の荷台にエイリアンを捕獲している様子を目撃。すると、エイリアンが突然動き出し、そこらじゅうに大量の水をぶちまけます。場所によっては結構後ろの方でも濡れますよ。
そして、フェンスの迷路に突入するわけですが、この迷路、日中の明るい内でも迷います。夜は暗い上にもちろんエイリアンに寄生された人もいるので、もっと迷うと思います。
最後は研究施設へ
最後に研究施設の建物の前に集合します。建物には2つの入口に分かれていますが、どちらも内容は同じです。10人ほどのグループで中に入ります。
建物内には研究施設らしくシャーカステンやストレッチャーなどの医療物品のある部屋から始まります。ここでは指名された人がいろんなミッションを課せられます。例えば、「カーテンを開けてほしい」と言われ、恐る恐る開けると、別の場所から、出たー!!となります。
このような部屋をいくつも通り抜けると、パスワードを入力するセーフティエリアへ続くというドアの前に到着。最後の1つの数字を教えてもらってない…。と思いつつ、グループの代表がとりあえずいろんな数字を試しますが解除できません。そのうちエイリアンがやってきて、別の部屋へ。そこはボタンがいっぱい並んだ、宇宙船の船内のようです。
そして、私たちは宇宙へ飛び出し、エイリアンとの最終戦へ途中!
最後のクライマックスは、ぜひ現地で体験してみてくださいね。
さいごに
2019年のユニバーサル・ホラー・ナイトで新登場したホラー・メイズ「エリア51~未確認物体との遭遇~」を体験した様子をご紹介しました。
2018年に開催されたデッドマンズ・フォレスト2と、使用する施設的にはだいたい同じですが、ストーリーが全く違うものになっています。建物に入る前のテレビモニターでの映像から、ストーリーは始まっていますので、よく見ておくと入り込めて楽しいです。
また、昼間に体験すると森の中で遭遇するエイリアンは丸見えなので、怖くないですが、遺体などのグロさは細部まで見えます。ビックリする系が苦手な方は、明るい内に体験されるのをおすすめします。ただ最終的にたどりつく研究施設内は狭くて暗いので、ビックリの連続ですが…。
ホラーが得意な方は昼も夜も体験して、違いを楽しまれてはいかがでしょうか。